JR入善駅前駐輪場 自転車盗が激減
黒東防犯協会は昨年八月一日、JR入善駅前駐輪場で防犯カメラの運用を開始した。夜でも鮮明に写る高性能カメラで、録画して映像を保存する仕組み。「防犯カメラ録画中」のプレートも設置した。総事業費は約五十万円だった。設置後、入善署員が講演会などで防犯カメラの存在をアピール。駐輪場を利用する生徒の多い入善高も生徒に知らせ、指導した。
この結果、同署管内の自転車盗の認知件数は昨年十一月末現在、百五件。前年同期より五十三件(34%)減少した。窃盗犯全体も三百七十二件と、昨年同期より四十五件減った。
同防犯協会は、朝日町のJR泊駅前の駐輪場にも設置しようと同町に申し入れた。しかし、町は「個人のプライバシーの問題がある」(建設課)と断った。入善町と朝日町で対応が分かれた。同署の宮本春慶署長は「自転車盗だけでなく、恐喝や暴行など街頭犯罪の抑止につながる。常時監視しているわけでなく、事件発生時にのみ映像を活用することになる」と設置効果を強調し、プライバシー侵害にならないと主張する。
高岡市横田小の通学路に設置される緊急通報装置は、約八十メートル間隔で七基が配置される。ボタンを押すと、即座に高岡署に電話がつながり、警察官と通話できる仕組み。カメラも付いている。二月にも運用を開始する予定。
同校は二〇〇一年度、文部科学省の「地域ぐるみの学校安全推進モデル校」に指定され、警察庁が通報装置の整備地区に選んだ。通報装置設置場所の住宅には、同署が趣旨を説明、了解を得た。谷繁信校長は「抑止効果は確実に出る。この地域全体が(犯罪者にとって)寄りつきにくくなる」と期待を寄せている。
一方、石川県内でも公共空間に防犯カメラなどを整備する動きが活発になっている。
金沢の竪町商店街 事件摘発に一役
金沢市の竪町商店街には昨年四月から、インターネットへのPRを主目的とする多目的街頭カメラ四十八台が稼働。金沢中署によると、任意提出された画像が、強制わいせつや窃盗などの事件摘発に役立ったという。
同市と県警は新年度中にも、北陸随一の繁華街・片町地区の公道に計三十一カ所の防犯カメラを設置する方針。運用方法をめぐっては映像データの活用結果の公表、必要時間帯のみの稼働などと、プライバシー保護の多くの措置を盛り込んだ答申が、双方の諮問機関から出ている。
小松市も、JR小松駅高架下で来年四月に利用開始する新駐輪場について、監視カメラ十六台を設置する予定。