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02-09-05 【産経新聞】
治安悪化 安心して 防犯カメラ 揺れる銀座並木
プライバシー侵害 不安
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商店街、26台設置
日本を代表する繁華街、東京・銀座の並木通りに一日から、防犯カメラ二十六台が地元商店会によって設置された。銀座にカメラが設置されるのは初めて。銀座では最近、クラブヘの強盗事件や巨額窃盗事件などが相次いでおり、地元商店会は「自衛のためには仕方がない」と説明。犯罪防止目的以外には使用しないことを強調しているが、客側のプライバシーが侵害される恐れもあり、論争を呼びそうだ。 (酒井充)
おしゃれな高級プティックや貴金属店、バーなどが軒を連ねる銀座並木通り。防犯カメラはその五丁目から八丁目まで南北約六百bの区間に設置された。
設置したのは銀座西並木通り商店振興会(谷善樹会長、加盟店約二百社)。カメラは約二・五−三bの高さから各店舗の入り口をとらえる形で、犯罪行為があった場合、警察に通報する。
映像はデジタルレコーダーで二十四時間録画し、七日間保管した後は自動的に上書きされる。費用は「数千万を要した」(谷会長)という。
カメラ設置の背景には凶悪犯罪の増加による治安の悪化がある。
警視庁によると、平成十三年の東京都内における刑法犯認知件数は過去最高の二十九万二千五百七十九件に達し、十年前の三年と比ベ22%も増加。銀座でも億単位の窃盗事件や緊縛強盗が相次いでいる。
昨年七月には、週末の客でにぎわう並木通りから路地に入ったクラブに外国人風の男四人組が押し入り、ホステスや客三十三人を縛り上げ、腕時計や現金を奪う事件が発生。今年六月にも並木通りに近い宝飾店にピストルのようなものを持った男が腕時計や指輪など三十四点(販売価格二億一千三百万円相当)を撃っ事件が発生している。白昼堂々、単独の犯行だった。
振興会が今年二月、加盟店に対して実施したアンケートでは71%が「銀座地区で犯罪が増えている」と感じ、84%が「自分たちの街は自分たちで守るべきだ」と回答。凶悪事件以外にも落書きや当たり屋などが増加傾向にあるとの加盟店の声を反映し、カメラ設置が決まった。
ただ、問題となるのが来店者へのプライバシーの配慮。だれがいつどこで買い物をしたかといったことがカメラを通じて把握できる可能性も出てくるからだ。利用者の間では、「気軽に銀座を歩くことができなくなるの
ではないか」と心配する声も出ている。
こうしたプライバシー対策として振興会側は@モニターによる監視は行わないAレコーダー装置に施錠するB犯罪予防の目的以外には使用しない―といった運用・管理の内規を定めた。
谷会長は「カメラの映像を見る必要がないのが一番いいが、安心して商売、買い物ができる街にするために導入した。すでに自前でカメラを設置している店もあり、一般の抵折感はないと思う」と説明する。
東京・新宿の歌舞伎町では今年二月、警視庁がカメラ五十台を設置。最初の三カ月で路上犯罪が前年同期比で37%減少しており、谷会長は「警察とも協力しながら、官民一体で街を守りたい」と期待を込めている。
知らないうちに見られる
録座に関する著作があるノンフィクション一作家、桂川公一さんの話
「カメラ設置はプライバシー上の問題をはらむ。街を歩く人にはそれぞれ事情があるものだ。カメラが入ることで歩くことの自由度が奪われるのではないか。並木通りは高級店が多く、犯罪が増加しているという事情は分かるし、内規でプライバシーに配慮しているようだが、それがカメラ設置理由にはならない。ただでさえ車や自転車が多くて歩きづらい。それでもいままでは視覚的に脅威が見えたが、カメラで録画されているとは気づきにくい。知らないうちに見られているようで歩行者がいづらい雰囲気になってしまう」
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